少女神域∽少女天獄 -The Garden of Fifth Zoa-

少女神域∽少女天獄 -The Garden of Fifth Zoa-とは

『少女神域∽少女天獄 -The Garden of Fifth Zoa-』は、2013年4月26日にLassより発売された18禁恋愛アドベンチャーゲームです。

タイトルに込められた意味

タイトルである『少女神域∽少女天獄』には、「清らかな場所と悪しき場所は違うように見えて同じ」という意味が込められています。「神域」は清らかな場所、「天獄」は「天国」の国を獄に替えた悪しき土地を意味し、「∽」は互いに似ていることを示す記号です。

作品の特徴

本作は、従来の恋愛ゲームとは異なり、ヒロインと幸せになるだけの物語ではありません。『3days 〜満ちてゆく刻の彼方で〜』や『11eyes -罪と罰と贖いの少女-』のように戦闘シーンがあり、人間ドラマや世界観の濃密さを強く演出しています。獅子雰麓が得意とする和風な世界観も特徴です。

制作にあたっては、前作までの制作陣を一新したため、若いクリエイターである早川ハルイや獅子雰麓の起用により、古参スタッフとの意見の相違や、新規スタッフの経験不足など、多くの困難がありました。

ストーリー

物語は、巨大な石壁に囲まれた地方都市・佳城市（かいじょうし）を舞台に展開されます。主人公・稜祁 恂（たかぎ しゅん）は、隣町の大学に通う学生。20年に一度行われる祭・星鴻祭（せいこうさい）に参加するため、実家に帰省します。巫女のために部屋を用意する習わしがある恂の家で、巫女に選ばれた4人の幼なじみたちと共同生活を送ることに。しかし、祭事服と狐の仮面を身に付けた女性に命を狙われる事件が発生し、恂たちは疑心暗鬼に陥りながらも、星鴻祭は進行していきます。

登場人物

稜祁 恂（たかぎ しゅん）
本作の主人公。穏やかな性格で、強い意志力と行動力を持っています。
澳城 迪希（おくしろ ゆき）
声 - 桃山いおん
恂の幼なじみ。世話好きで、恂の面倒を見てくれます。文武両道で古流剣術も扱えます。
壟峯 碧織（つかみね みおり）
声 - 夏野こおり
恂の幼なじみ。思春期を迎えてから、恂に対して他人行儀に振る舞います。
道陵 愛莉（みちおか あいり）
声 - 水無月かなで
恂の妹・祥那の親友。病弱な体を心配し、元気づけてくれる恂を慕っています。
稜祁 祥那（たかぎ さな）
声 - 雪都さお梨
恂の実妹。対人恐怖症ですが、兄に対して深い愛情を抱いています。
広原 菩乃花（ひろはら ほのか）
声 - 田中理々
文化人類学者でトレジャーハンター。恂と祥那の育ての親です。
綱坂 葵（つなさか あおい）
声 - 金松由花
迪希の親友。過去に恂に助けられたことがあり、彼に想いを寄せています。

用語解説

佳城市（かいじょうし）
巨大な石壁に囲まれた地方都市。明治・大正時代の建物が多く残っています。
澳城家（おくしろけ）
佳城市で一番力を持つ名家。都市化を計画し、改革を進めています。
壟峯家（つかみねけ）
佳城市の林業・工芸・運輸業を仕切る名家。古き因習を守っています。
道陵家（みちおかけ）
佳城市の教育を仕切る名家。祭事に関する知識が豊富です。
稜祁家（たかぎけ）
かつては佳城市で最も影響力のある名家でしたが、今は没落しています。
星鴻祭（せいこうさい）
20年に一度行われる由緒正しい祭です。

主題歌

オープニングテーマ：「キミ∽ツナグ」
歌 - marina
エンディングテーマ：「永久より永遠に」
歌 - marina
グランドエンディングテーマ：「punitive justice ～千年の錯綜～」
歌 - 彩音

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